大物獲得を狙うも、現状は前田のみ
成熟の時期。2年目を迎えるマッシモ・フィッカデンティ監督体制のFC東京は、15年シーズンをそう捉えている。戦術、戦力ともに充実させ、満を持して目指すはタイトル獲得。それが強化部を含めたクラブ全体が描く理想像である。そんな覚悟のシーズンに向かうからこそ、選手補強にも相当な力を入れていた。その結果、あらゆる移籍話が表に飛び出す。元スペイン代表の世界的MFシャビ、2年連続J1得点王に輝いた大久保嘉人らを筆頭に、連日紙面上を賑わせた。中には完全に“飛ばしネタ”も存在したが、大物選手の獲得にクラブが本気で乗り出していたのは事実。そして…