昨年5月に行われたアジアチャレンジカップで優勝し、アジア杯初出場を決めたパレスチナだが、9月にジャマール・マフムード前監督が辞任。それでもアフメド・アル・ハサン監督がチームを率いてから、アウェイで精力的に6試合を戦ってきた。サウジアラビアに0-2、ウズベキスタンに0-1で敗れたものの、特に守備に関しては粘り強さを示し、着実に戦えるチームとしての手ごたえをつかんできた。イスラエルとの政情不安から、ガザ地区とヨルダン川西岸は分断された状態で、現在も国内で満足に強化できない。またビザの発給が間に合わず、国外からの招集を断念した選手もいるという。ただ、そうした困難な状況だからこそ、出自の異なる選手たちが一致団結して戦える。アル・ハサン監督は国民に良い知らせを届けることを宣言している。
パレスチナは…