あの選手の一撃がなければ、試合はもう少し堅い状態のまま推移していただろう。「1点目が入っていなかったら、結構苦労したかもしれない。あれでチームとしてはいけるなと」(本田圭佑)、「一番はヤットさん(遠藤保仁)のミドルですね」(岡崎慎司)。
攻撃陣もそう口々に語るほど、早々の8分に決まった遠藤のミドルシュートの価値は大きかった。
4度目のアジア杯となる遠藤。過去に04年の中国大会と11年のカタール大会で、2度の優勝を経験している。日本において最もこの大会を経験し、そして頂点に立ってきた選手だ。
そんな遠藤も、成し遂げていないことがある…