
柏で数々のタイトルを獲得した名将ネルシーニョ氏を新監督に迎え、遂に念願の初優勝なるか
補強ポイント1 攻撃と守備のオーガナイズ
補強ポイント2 各ポジションでの競争原理の激化
最大の補強はネルシーニョ監督の就任
昨季は11位。過去最高順位の9位にさえ届かなかった。ただ、W杯による中断期間を暫定3位で迎えるなど、リーグ戦の優勝を現実的なモノとして抱かせた。その最大の要因は、マルキーニョス、ペドロ・ジュニオール、チョン・ウヨンら新外国籍選手の補強だ。国内移籍組の増川隆洋、高橋峻希も先発を奪取しており、昨季は補強に成功したといえる。ただ同時に“個の力”に偏重し、組織体を作り切れなかった反省がある。攻守が一体となった試合は限られ、引き分け数は『12』、失点数は『50』と多かった。現有戦力でも十分にJ1を戦えるだけの陣容ではあるだけに、タイトル獲りへは、昨季49得点を挙げた攻撃力を維持しながら、守備を組織化できるかがクローズアップされる。
その観点でみると、新シーズン最高の補強といえるのは…