ザックジャパン勢の守備意識の高さ
香川真司に待望の得点が生まれた。アシストをしたのは、乾貴士に先発のポジションを奪われた途中出場の武藤嘉紀である。短い時間ながら決勝トーナメント出場が懸かった試合で、結果を出した。乾も先制点につながるスルーパスを岡崎慎司に出し、本田圭佑の挙げた決勝点の起点となった。途中出場ながら、清武弘嗣もバランサーとしての役割を徐々に発揮しつつある。起用のタイミングを見ていると、監督の期待値の高さがうかがえる。終盤では、インフルエンザのため出遅れていた柴崎岳も登場。右サイドを活性化させた。中東勢相手とはいえ、アギーレジャパンになってから台頭してきたプラス4(武藤、乾、清武、柴崎)が、決勝トーナメント進出にそれぞれ存在感を見せた。今後の戦いを踏まえるとグループリーグで得た収穫は勝ち点9以上の価値があると言っていいだろう。
無論、彼らが活躍できたのも…