
新たな布陣で昨季のような堅牢な守備を築けるかに注目
補強ポイント 1 外国籍選手を中心としたチームの若返り
補強ポイント 2 攻撃陣のバージョンアップ
上積みが望める前線と年齢構成の是正
主力がクラブを去ることは、プロビンチアの宿命と言っていい。新戦力の補強においても、小クラブは不確定要素を受け入れざるを得ない。そういう意味で、甲府は例年どおりのチーム編成を行った。攻撃陣については、主力がほぼ残った。クリスティアーノはクラブを去ったが、チームにフィットせず、半ば持て余されていた選手だ。とはいえ盛田剛平、石原克哉といった30歳代後半の選手に、丸1年を任せることは難しい。人材的なプラスアルファは、残留の必須条件となる。そんな中で、大きな期待を集めるのがアドリアーノだ。昨夏から半年在籍した徳島では10試合無得点と不発に終わったが、C大阪、G大阪での1年半と、その後のカタールリーグで残した実績は一級品。かつてダヴィの“再生”に成功した甲府にとっては、同様の復活劇が期待される。
ほかにも…