補強ポイント 1 世代交代への一歩
補強ポイント 2 競争力のアップ
未来を見据えた新陳代謝の促進
今オフも主力流出があった広島は、髙萩洋次郎と石原直樹の移籍による損失補填という動きになった。その背景には“育成型クラブ”の我慢がある。昨オフは、断られたものの西川周作に大型契約を提示し、また、争奪戦を制して柏好文を獲得。ACLを戦い抜く選手層の確保に走った。その動きはリーグ三連覇へ、そしてアジアへ、という気概を感じさせたが、今季は髙萩と石原に対して移籍もやむない契約を提示し、工藤浩平とJ1では未知数のドウグラスを獲得。昨季とまったく熱量が違う理由は、チームの年齢構成を見れば明らかになってくる。
12年、13年にリーグを連覇した主力選手は軒並み“アラサー”となった。ミキッチ、森﨑兄弟、佐藤寿人はすでに…