
PK戦突入かと思われた115分にCKからレアンドロ(11番)が決勝点を叩き込んだ
新スタイルを披露も、最後の崩しは発展途上
柏 3-2 チョンブリ
とことん苦しんでもぎ取った2年ぶりのACL出場権だった。昨季の柏はリーグ戦7連勝で急浮上し、最終節・新潟戦の後半ロスタイムに決めたゴールで、ACLプレーオフ圏に滑り込んだ。このプレーオフも延長後半に突き放す、際どい展開だった。長いシーズンを考えれば一定期間のオフは必ず必要で、このプレーオフに向けた練習期間はわずか4週間。その中でコンディションを戻し、劇的に変わったスタイルを浸透させることは難題だ。柏は吉田監督が「少なくともあと2週間は欲しい」と漏らす慌ただしさの中でも工夫をして、体と頭の備えをしなければならなかった。フィジカルのメニューでさえも「ボールを使いながら、ポジショニング、こういうサッカーをやっていくよというものが常に組み込まれていた」と大谷主将は振り返る。
組織的な…