3カ月前とまったく同じ結果。“三冠の記憶”を取り戻す90分
ボールを支配する浦和に対して、しのぐG大阪。約3カ月前の埼玉スタジアムで繰り広げられた熱戦のリプレイを見るようなゲーム展開の末、まったく同じスコアで勝利したのは大阪の雄だった。「苦しい時間帯をしっかりと守っていれば、いつか前が点を取ってくれる」。丹羽が振り返ったのは三冠王者が昨季確立した“勝利の方程式”。不用意に失点せずに、数少ないチャンスを強力なアタッカーたちがゴールに結び付ける。
攻守に低調だった2月24日のACLグループステージ第1節・広州富力戦とは異なり、明らかに実戦感覚を取り戻し始めていたG大阪ではあったが、前半主導権を握り続けたのは浦和。初めてコンビを組んだ宇佐美と赤嶺の2トップは距離感が遠く、孤立気味で前半はわずかシュート1本のみに封じられた。
しかし、…