
各年代別代表に選ばれるなどサッカー王国・ブラジルでも期待される若きストライカーが横浜FMに加入した
愛称は“アデミューレル”
Jリーグを経由して欧州のトップシーンに羽ばたいたフッキ(現・ゼニト)やドゥンビア(現・ローマ)と同じ道筋を辿る可能性があるサッカー王国の俊英がアデミウソンである。
近年、やや小粒なタレントが増えつつあるブラジルのサッカーシーンにおいて、三度の世界一を誇るサンパウロFCの下部組織は継続的に世界的なクラッキを生み出してきた。カカ(オーランド・シティ)やオスカル(チェルシー)、そして近年の最高傑作、ルーカス・モウラ(パリSG)。ブラジルでも特に生存競争が厳しいサンパウロの下部組織で十代初めから厳しい生存競争を生き残ってきたアデミウソンが最初にその頭角を現したのが11年に行われたU-17W杯だった。「本大会に招集されたのはサプライズだった」。当時、こう振り返っていたが、本大会にいきなり招集されると通算5得点でチーム得点王に。背番号9を背負ってプレーした日本戦でも、得点を決めている。
浅黒い肌と、ストライカーにありがちな抜け目ないプレースタイルが、若き日の天才ストライカー・・・