Feature 特集

[J2順位予想]J1以上に困難を極める。大混戦必至!/Jリーグ開幕特集

2015/3/5 11:39

C大阪、フォルラン、カカウを擁する前線や、山口、扇原など日本代表クラスをそろえる中盤が機能すれば他を圧倒することも可能だ



優勝は大宮が、自動降格は金沢が筆頭候補

 J2の順位予想はJ1以上に難しい。中位層の実力差がほとんどないことや、22チームと母体が大きいことがその理由だ。昨季の磐田のように優勝候補に挙げられながら苦しむチームや、北九州のように躍進を見せるチームの存在がより予想を困難にさせる。

 今季は、C大阪、大宮、徳島というJ1からの降格チームがJ1級の戦力を保持した状態でJ2に挑む上に、千葉、大分、京都、札幌などJ1経験のあるクラブが的確な補強を敢行。昨季終盤に失速した岡山は岩政、加地などのベテランを迎え入れ、勝負強さのあるチームへと変貌を図っている。前田、山崎、金園など攻撃陣が抜けたものの、名波体制2季目の磐田も依然として昇格候補であることに変わりない。ここに、昨季の北九州のようなダークホースが現れれば上位争いは大混戦必至だ。昇格争いは例年以上に高いレベルで繰り広げられると予想される。

 記者陣の予想では、長いシーズンを安定して戦える大宮を優勝に推す声が最も多かった。フォルラン、カカウなどを擁するタレント集団のC大阪に関しては、多くの記者がその戦力を評価したものの、チーム一丸で戦えるかどうかに疑問符を付ける記者もいた。3年連続でJ1昇格プレーオフに進出している千葉がこの2チームの対抗馬か。いずれにしても、42試合という長いシーズンを安定して戦い抜ける戦力の有無が順位予想のポイントだろう。

 下位争いに関しては、J2初年度となる金沢が降格候補筆頭。半数以上となる13名が金沢の最下位を予想。厳しい戦いが待っていると考えられる。

◆各クラブ担当記者による順位予想
コンサドーレ札幌担当 斉藤 宏則
水戸ホーリーホック担当 佐藤 拓也
栃木SC担当 鈴木 康浩
ザスパクサツ群馬担当 藺藤 心
大宮アルディージャ担当 片村 光博
ジェフユナイテッド市原・千葉担当 芥川 和久
東京ヴェルディ担当 石原 遼一
横浜FC担当 松尾 祐希
ツエーゲン金沢担当 野中 拓也
ジュビロ磐田担当 南間 健治
FC岐阜担当 村本 裕太
京都サンガF.C.担当 雨堤 俊祐
セレッソ大阪担当 小田 尚史
ファジアーノ岡山担当 寺田 弘幸
カマタマーレ讃岐担当 柏原 敏/松本 隆志
徳島ヴォルティス担当 柏原 敏
愛媛FC担当 松本 隆志
アビスパ福岡担当 杉山 文宣
ギラヴァンツ北九州担当 島田 徹
V・ファーレン長崎担当 植木 修平
ロアッソ熊本担当 井芹 貴志
大分トリニータ担当 ひぐらし ひなつ
ELGOLAZO本紙編集長 寺嶋 朋也

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会