ガンバ大阪
ディフェンディングチャンピオンとしての1年。カギを握るのは宇佐美
今季クラブが最も重視していると言っても過言でないACLで、まさかの連敗スタートを切った。それでもチームは、すでに気持ちを切り替えている。「連覇を狙えるチームは僕たちだけ。その喜びを噛みしめたい」と遠藤が静かに意気込みを口にするように、G大阪は“ディフェンディングチャンピオン”としてFC東京をホームで迎え撃つ。
今季から、各ステージで優勝のチャンスが生まれた。その中でのG大阪のスタンスは「チャレンジャーの気持ちで1試合1試合戦うだけ」(遠藤)。4連戦という過密日程の最後を飾る開幕戦に向けて、まずはコンディション面の回復が最重要課題となる。
今野の復帰にメドが立たないいま、…
FC東京
積み上げてきた守備面の強みを生かし、強力2トップを抑え切る
期待と不安。どこも開幕直前のこの時期は、その間の思いに揺れていることだろう。マッシモ・フィッカデンティ監督体制が2年目を迎えるFC東京。これまでの練習試合の結果を見れば、悪くはなかったが上々とまでも言えない。それでも選手たちはこう話す。「不安以上に確信を持てている要素も多い」(森重)。
昨季一年の確かな積み上げ。それは9位という前年順位では少々説得力に乏しいが、彼らがつかんでいる確かな感触は、34試合で33失点という守備面にある。「守備に大きな問題はない」といった言葉が選手から多く出たのが2月28日の甲府との練習試合後。直近のJ1チームとの試合で強みを確かめられたことが、開幕前の冷静な姿勢と態度につながっている。
相手は…