■ベガルタ仙台
キャンプでの手ごたえを胸に開幕戦へ
“新生・仙台”を、白熱のダービーマッチでお披露目する。
ここ数年にわたり主力として活躍してきた選手を含む多くの選手が去り、逆に期限付き移籍から復帰した選手を含む多くの選手が仙台に加わった。 渡邉監督は組織的な守備からリズムを作ること自体は昨季から継続しながらも、相手にボールを持たれたら“奪い返す”ことを徹底するなど、これまでよりアグレッシブなスタイルをチームに根付かせようとしている。
多人数が入れ替わった中で組織を再構築することは簡単なことではなく…
■モンテディオ山形
“24番目のチーム”として臨む二度目のJ1
例年のいまごろはまだキャンプ地にいて、敵地で行われる開幕戦の地へ直接乗り込んでいた。しかし、「キャンプの延長で練習試合をするような感覚で開幕戦に入ってしまう」(石﨑監督)という問題があり、実際、最後に開幕戦で勝利したのはJ1に初めて臨んだ09年の磐田戦(6○2)までさかのぼらなければいけない。
今季、開幕戦前の1週間を山形に戻って過ごすという決断には、いつ雪に見舞われるかもしれないリスクが伴った。それでも、クラブがNDスタや練習場を有する運動公園の指定管理事業者となったメリットを生かして練習場の除雪を着々と進め、いざというときのために積雪のない地域に予備の練習場も確保した。「伝統のある試合。ましてや開幕なので、勝って終わるのと負けて終わるのとでは、これからのリーグ戦にも響いてくる」と山﨑。4年ぶりに戻るJ1のオープニングゲームとして、ダービーはこれ以上ない舞台だ。
旧JFL時代、…