みちのくダービーは明暗分かれる結果に
19,375人を集めて開催された“みちのくダービー”。試合前から両チームのサポーターが大声援でスタジアムを盛り上げる中、仙台が開幕戦を制した。
ホームの仙台は、立ち上がりから主導権を握り、山形陣内に攻め込む。2トップを中心に、あるときは左サイドに人を集め、またあるときはスライドしたSBを交えて中央でパス交換をして、山形の守備陣を崩しにかかる。しかし、仙台のシュートミスや、山形守備陣のカバーの速さにより、得点には結び付かない。
後半も戦況は変わらなかったが63分、転機が訪れた。仙台の野沢がこの日2回目の警告を受けて退場。これにより、数的優位に立った山形が攻勢に出た。仙台はこの非常事態に、奥埜をMFに入れて[4-4-1]の守備ラインを組み直して対応する。
すると81分に試合が動く。…