J2デビューイヤーの昨季、初勝利を掴むまでに15試合を有したチームは、苦悩した1年間の積み上げを証明するかのように2年目の初陣で快勝を収めた。
「ウチは若いチームだが、開始15分までしのげば面白くなる」。試合を前にした讃岐・北野監督の言葉は現実のモノとなった。讃岐は立ち上がりこそややバタついたものの、手堅く守ってシンプルに前線に展開していくうちに守備が安定。そして15分に差し掛かるころ、宣言どおりに試合は面白くなる。大分の緩慢な守備をかい潜って放った永田のミドルシュートが力強い放物線を描いてゴールに突き刺さると、…