キャプテン・清原が値千金の先制点を奪い、金沢がホーム開幕戦を制す
金沢の手ごたえは、自信に変わりつつある。この日も開始早々にCKからDF太田がファーストシュートを放った。その後落ち着いたかに見えた試合が動いたのは11分。FKを得ると辻尾のキックにニアサイドに走り込んだ清原が頭で合わせ、先制に成功する。良い守備がベースにあり、いかにして点を取るかが金沢の課題だっただけに、この先制点が持つ意味は計り知れなかった。
対する東京Vはボランチのブルーノ・コウチーニョがボールを収めていたものの、そこからの展開に乏しかった。前線の動き出しに合わせて一発を狙ったが、金沢のDFが粘り強く対応し、自由を与えなかった。
金沢が体を張って守り、奪ったら前線の水永を起点に蹴ることは東京Vも想定済だったはずだ。しかし25分、…