前半はホームの愛媛が完全に福岡を凌駕した。球際の強さと運動量で上回って福岡を後手に回らせる。ショートパスをつないでポゼッションを増やしつつ、効果的にサイドへ大きなボールを展開してゲームを掌握する。6分に生まれた先制点はまさにそれが象徴された場面。中盤のパス回しで相手を引きつけると、ポッカリ空いた右サイドのスペースにボールを展開。これで攻撃のスイッチが入った愛媛は前線の選手が勢いをもってゴール前に侵入。藤のピンポイントクロスを西田がダイビングヘッドで合わせて先制に成功した。追加点は26分の河原のゴールのみにとどまったが、…