降格チーム同士の大一番はC大阪が制す
開幕戦に続き、[4-4-2]のダイヤモンド型でスタートしたC大阪は、序盤から縦と横、足元と裏を使い分け、ロングボールも効果的に織り交ぜながら、リズム良く大宮陣内に攻め込んだ。攻撃したあとの守備も盤石で、一人ひとりの寄せが速く、大宮にチャンスらしいチャンスを作らせなかった。時間の経過とともにペースダウンこそしたが、相手を押し込んだ形で前半を終えると後半、パウロ・アウトゥオリ監督はさらなる攻勢に打って出るべく長谷川を下げてカカウを投入する。この交代に伴い、山口と扇原をダブルボランチに、関口とカカウをサイドMFに置くボックス型の中盤に変更。大宮守備陣の目先を変えると53分、フリーでボールを持った染谷が高い位置を取った丸橋へロングフィード。収めた丸橋が右の関口へ預けると、関口は「浦和で学んだ」という右足アウトサイドによる華麗なダイレクトパスを前線の玉田へ送る。刹那、見事なファーストタッチで前を向いた背番号20が左足でゴールに流し込んでスタジアムに歓喜をもたらした。
今週は…