■出場機会に飢えた選手が持ち味発揮も残る課題
わずか26分間で3-0。これまでの名古屋にはなかった形から手にした大量リードは、甘美過ぎるスコアでもあった。
ボールを保持する名古屋が、連動性あふれる攻撃で一気に試合を動かす。11分、スルーパスに抜け出した松田がGKとの1対1を制すると、13分には厚みのある攻撃から矢田が追加点。26分には4人の細やかな連係で完璧に崩した右からのクロスを、小川が頭で合わせた。代表離脱や負傷により直近のリーグ戦から5人の選手が代わったが、出場機会に飢えた選手たちが持ち味を発揮。仙台の緩さもあったが、堅守速攻を強みとするリーグ戦のメンバーとは異なるカラーを打ち出した。
ところが、…