10人になっても崩さなかった湘南スタイル
立ち上がりからルーズな広島に湘南は果敢に向かっていった。ハーフタイムに曺貴裁監督は「前半同様コンパクトにして得点を狙っていこう」と選手を送り出した一方で、森保監督は「一人ひとりが責任をもってやること」、「何となくでは勝てないぞ」と叱咤しなければならない内容だった。
ブルーノ・セザルが塩谷と佐々木を翻ろうして14分に先制した湘南は、さらに波状攻撃をしかけていく。21分には高い位置でボールを奪うと素早くゴールへ向かって武田がシュート。これはバーに阻まれたが、湘南がペースを握って試合を進めていった。キム・ジョンピルのルーズな対応によって…