攻撃で怖さを与えることができなかった熊本。今季初の連敗を喫す
オウンゴールとはいえ、またしてもリスタートから失点。前節の大宮戦(0●2)に続いて敗れた熊本は勝ち点を伸ばせず17位に後退した。だが低迷の原因は失点が続く守備よりも攻撃の低調ぶりにある。
「しっかりと攻撃を組み立てていけば、ひっくり返せた試合だった」と小野監督は振り返っているが、90分間を通じてシュートはわずか5本にとどまる。この試合に臨むにあたって、サイドで数的優位を作ること、そしてカウンターのリスクを避ける意味を含め、チャンスを逃さずシュートで攻撃を終えることがテーマだった。しかし、ボールを保持しながらテンポの上がらない緩慢な横のつなぎに終始。ピッチを幅広く使ったダイナミックな展開に持ち込んで相手を揺さぶることができないため、…