■堅守・仙台から3ゴール。風間フロンターレの本領
シュート数20対22の乱打戦を制したのは、川崎F。打ち合いとなればこのチームは強かった。
「前半の途中までは本当に何もできなかった」と大久保が振り返ったように、前半は仙台の思惑どおりに進んでいた。ボールを川崎Fに“持たせ”ながら、ひとたび奪い取れば中盤のサイドを起点に反撃。28分には野沢のパスをウイルソンがそらし、谷口がクリアし切れなかったところをウイルソンが押し込んで先制した。その後は川崎Fの猛反撃を受けたが、六反の好セーブなどもあって無失点でしのいだ。
これに対し川崎Fは後半から船山を投入して[4-4-2]に変えると、63分には右サイドに負傷から復帰した小林を置き、仙台を揺さぶりにかかる。それまでタイトに守っていた仙台の守備がスルーパスの起点を抑えられなくなったところで、大久保のパスから小林とレナトが立て続けに得点して川崎Fが逆転した。
仙台はこれを受け、…