■名古屋グランパス
上昇気流に乗る名古屋。ベストメンバーという選択
重要な局面だ。7連戦という過密日程の最中、名古屋の新戦術は傍目にもハードな戦い方で、攻守の生命線である両ウイングバックには多大な負担が掛かるが、西野監督はベストなメンバーを送り出そうとしている。勝利を目指すことはもちろん、公式戦2連勝を生んだ新システムに手ごたえをつかんでいるからこそ、さらなるチーム成熟をにらんだ。
ナビスコカップでは首位に立っている。第3節・山形戦(3△3)はセットプレーから2失点を喫するなど…
■横浜Fマリノス
先発を大幅入れ替えも、戦力ダウンは心配なし
名古屋戦を2日後に控えた20日、エリク・モンバエルツ監督はこの試合の位置付けについて「シナリオとしてはナビスコカップの仙台戦と同じ」と語った。その仙台戦はナビスコカップ第1節(0●1)のことで、直近のリーグ戦から先発を9選手入れ替えて臨んだ。22日の名古屋戦では直近の浦和戦から7選手を入れ替えて試合に臨む可能性が高い。
指揮官は常々、「チーム全員で戦う」と話し、さらに「どんな試合でも勝ちたい」と口癖のように言う。二つの言葉を総合した結果が大幅な先発変更だが、プライオリティーはやはりリーグ戦にある。「疲労を溜めないように、試合に出ていない選手にプレー時間を与える」という言葉どおり、中澤や栗原といった主力選手の約半数はアウェイ遠征にも帯同しない。
それでも先発11人には…