出場機会を得た選手たちも各々に良さを発揮
鳥栖が執拗にFC東京ゴール前にボールを入れてくる。前半からGK権田が何度もハイボール戦を繰り返し、時には相手と交錯して一触即発の場面もあった。そしてその流れは試合終了間際まで続いた。
後半ロスタイム。鳥栖はセットプレー、クロスから何本も権田目掛けてボールを蹴る。そこに味方を走らせ、事故的でもいいから1点をもぎ取ろうと必死だった。対する権田も、敵や味方選手と衝突を繰り返し、最後までヒートアップ。左ひざを痛め、終盤は足を引きずっていた。それでも、ゴールを割られることはなかった。4日前の明治安田J1第6節・広島戦(1●2)での敗戦を忘れさせるような完封劇。「(公式戦)連敗を絶対にしない」(権田)と意気込んで臨んだ一戦で、青赤は持ち前の忍耐強いサッカーで勝利を手にした。
お互い…