準備したプランが狂うと途端に機能不全に陥る。不安定なメンタルを投影したかのような戦いぶり。要は脆い。それがいまの栃木だ。深刻な状態にある。
この日のプランも勝利した前節(岐阜戦/1◯0)同様「まずはゼロで堅く」(菅)。失点が止まらない現状、そして前節の成功体験を生かすには賢明な判断で、序盤も良かった。長いボールを入れてセカンドボールの争奪から主導権を握った。決定機も作った。が、26分にクロスのこぼれ球を押し込まれて失点。開幕から続く淡白で「粘り強さがない失点」(阪倉監督)。これを境に途端に攻めっ気が消える。チーム状態を象徴していたのは…