90分でシュート4本。しかも、ペナルティーエリア内から放ったシュートは1本もなかっただろう。東京Vは、最後まで攻め手がないまま、ホームでの連勝を『4』で止めることになった。
なぜそうなったのか。要因はいくつかあるのだろうが、一つは試合前のスカウティングにある。「大久保選手のところに当てるというサッカーだと思っていたが、ゆっくり回してサイドの裏を狙うことをすごくやってきた」(安西)。
東京Vは相手の長身FW大久保へのロングボールのこぼれ球をケアして、自分たちのポゼッション率を高めて試合を支配したかったが、そのプランは大久保が先発しなかった時点で…