試合を決めたのは、主将・松下裕樹の一撃だった。
群馬は立ち上がりからボールを支配しゴールへと迫るが、讃岐の守備ブロックを崩せずに時間を消費する。バイタルエリア中央に2枚のラインを敷く讃岐の守備は寄せが甘かったが、群馬はそれを突破できずにイヤな展開になりかけていた。
そんな相手を引き出すための選択肢として、群馬はミドルシュートを意識。24分、アクレイソンが鋭いシュートを放って相手を脅かすと、それを形にしたのが松下だった。41分、ゴールやや左約30mでボールを受けると、ダイレクトで右足を振り抜く。アウトにかかったボールは…