■浦和レッズ
前売りチケットは5万枚超え。舞台は整った
前売りチケットの販売枚数は4月30日朝の時点で約51,000枚。同29日昼時点での約47,000枚から一気に数字を伸ばし、昨季のホーム最終戦・名古屋戦(1●2)以来の5万人超えが濃厚となった。まさに注目の一戦だ。
もちろん、それだけに勝利を意識し過ぎること、させ過ぎることは禁物だ。それは昨季からの反省。勝利すれば優勝が決まった昨季のJ1第32節の直接対決は、勝利を意識し過ぎるあまり、終盤のFKを急いでカウンターを食らって失点し、結果0-2で敗れた。その勝ち点差が最終的な結果にも直結。柏木は「引き分けでもいい、最終戦もある、という気持ちがあればもっと違った方向に行ったかなと思う」と振り返ったが、結果的にはあの試合で勝ち急がず、引き分けていれば優勝だった。
ただ、…
■ガンバ大阪
公式戦8連勝。満身創痍も、総力で乗り切る
2ステージ制が復活した最初のシーズンで早くも最初の天王山がやってきた。首位・浦和を追撃するという5カ月前と同じシチュエーションでG大阪は埼玉スタジアムに乗り込む。
現在リーグ戦の6連勝を含めて、公式戦8連勝と絶好調のG大阪だがACLとリーグ戦の並行日程でタフさを見せ付けてきた。ただ、アウェイのACL2試合を勝ち切りながら積み重ねて来た8連勝は、チームを満身創痍の状態に追いやっているのも事実である。前節・松本戦(1○0)では右ひざを痛めた岩下がベンチから外れ、オ・ジェソクも負傷離脱。さらに試合中、米倉が負傷交代するというアクシデントにも見舞われた。中2日で迎えるデーゲームはチームにとってフィジカル的にも最初の山場となる。
昨年11月の対戦前には、…