■お互い欲しかった先制点。それを奪った松本が完封勝利を飾る
松本に待ち望んでいた瞬間が訪れたのは、79分。オビナからのクロスに、中央に飛び込んだ岩沼が頭で競り合う。ファーサイドにこぼれたボールを拾ったのは喜山。冷静にコントロールしながら打ったシュートは、そのままゴールネットを揺らした。
主導権を掌握したのは、ホームの松本。高い位置からの守備で甲府をハメることに成功し、セカンドボールの拾い合いもに勝利することが多かった。岩間がボールを奪取して、前田のシュートまでつなげた12分の決定機は、その一連の流れから生まれたモノと言える。ただ、前節・鹿島戦(1○0)で勝利しているアウェイの甲府もスピードあるアタッカー陣がチャンスを作る。0-0のまま突入した後半も、…