連敗脱出。敵地で「我慢比べ」を制す

川崎F、粘り強く守備に注力。名古屋を下して4試合ぶりの勝利
　前半のロスタイムに差し掛かろうとしていた45分、川崎Fが試合を動かす。名古屋が前に出たところを突いて素早く前にボールを運ぶと、エウシーニョのクロスに大久保が飛び込んだ。そしてこの1本が、決勝点となった。
　川崎Fのポゼッション力は誰もが知るところで、ボールを支配されることは名古屋も想定内。あとはいかに攻撃に出て行く瞬間を作っていけるか。試合前、西野監督はこう話していた。
「彼らにとっては、受けるだけのチームが一番やりやすい。攻撃してくるチームも好きだろうね。彼らが一番嫌いなチームは、守っている中で鋭く攻撃に来られること。それをやるだけですよ」
　しかしながら、この日名古屋の一番の敵は疲労だったかもしれない。連戦のためか明らかに
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