互いに積極的な立ち上がりも、先制したG大阪が逃げ切りに成功
ACLのグループステージ首位突破を決めたG大阪が、ゴールデンウィーク連戦中は破竹の5連勝と勢いに乗る広島のホームに乗り込んだ一戦。短期決戦の優勝戦線に残るべく、互いに序盤から積極的な試合運びをみせる。その中で前半に存在感を見せたのは広島の柏だった。キックオフ直後の1分に左サイドを突破し、柴﨑のヘディングシュートを演出。惜しくもこれはクロスバーに嫌われたが、いきなり決定機を生み出す。その後も柏は何度も左サイドを崩し、危険な香りが漂うボールを供給。前半から攻勢を強めた広島のエネルギー源だった。
対するG大阪は11分に、今野からの縦パスを受けた宇佐美が素早いモーションで右足を振り抜く。これは広島の千葉のブロックに阻まれたが、宇佐美にボールが入れば何かが起こる予感を感じさせた。しかし、互いに主導権を奪い合う激しい攻防を見せながらも、スコアレスで前半を終えた。
後半も序盤から勇猛果敢なプレーを互いに見せるが、…