前半は福岡の巧みなビルドアップを前にプレスがハマらず左右に広げられた栃木だが、後半は2トップの献身的なチェイシングから後ろがロックオン。48分、54分と本間が立て続けにインターセプトから決定機につなげた。この日の栃木はコンビネーションの精度も高く、特に左サイドからの崩しは見事。66分と74分には「左が一番得意で楽しい」という中美が小野寺と絡んでフィニッシュに持ち込んだ。後半は栃木が勢いと運動量で圧倒したが、「守備を120%でやった上でどう得点を取るか」(阪倉監督)という最後の課題が浮き彫りになった。ただ、…