札幌は都倉の意地の2ゴールによってポジティブな印象で試合を締めくくった。しかしながら、この敗戦によって札幌には大きな課題が突き付けられた。
ここ最近の札幌は前線からのハードプレスが機能して7試合負けなしという安定感を生み出していた。しかし、連戦のラストゲームとなるこの熊本戦ではその7戦のほとんどを欠場していたナザリトを最前線で先発起用。試合前日には「前線からの守備も、だいぶ慣れてきた」と口にした今季5得点のエースだったが、試合が始まってみると厳しいプレッシングは皆無。前線のプレスを合図にオールコートでのマンツーマンディフェンスをしかけ、…