■浦和レッズ
興梠が先発復帰。G大阪戦に続き、首位攻防戦を制すか
1st第9節のG大阪戦(1○0)に続き、再びの首位攻防戦。1試合未消化ながら首位に立つ浦和にとって、暫定とはいえ今季初めて2位に下がるのか、それでも首位をキープできるかは気持ちの面で大きく変わるだろう。浦和にとって残り7試合となった1stステージにおいて極めて重要な一戦になる。
浦和がFC東京の攻撃で特に警戒しているのはカウンターとセットプレー。柏木は「FC東京は守ってくるし、こっちがハメに行けば蹴ってくるだろうけど、そこに対してのセカンドボールが重要」と話したが、それは「G大阪戦のようなイメージ」(宇賀神)になるだろう。やはりボールを持つ時間が長くなることが予想され、カウンターのリスクを避けながらボールを動かし、勝負どころでしかけることが必要だ。オープンな展開となり引き分けた前節の仙台戦(4△4)の展開は望むべきモノではなく、「仙台戦で良くなかったぶん、やらないといけない。積み上げてきたモノをもう一度、ピッチで示さないといけない」(宇賀神)と選手たちも意気込む。
チーム状況を見れば、…
■FC東京
満身創痍の武藤。14日には再度病院で検査へ
大事な首位攻防戦。しかし、FC東京は不安を抱えて臨むことになってしまった。
12日から2日間に渡って行われた日本代表候補合宿。その初日に武藤が右ひざを打撲し、練習の途中離脱を余儀なくされた。結局13日朝に病院で検査を受け、そのまま午後の練習にも帯同。翌14日午後にFC東京の練習に復帰し、室内ミーティングと戦術練習には参加したが、その後のミニゲームはプレーせずに再度病院での検査に向かった。
連戦はまさに満身創痍の状態で戦い続け、いまでも腰に痛みを抱える。そこに太ももの負傷も重なったことで、またしても武藤は万全の状態で試合に臨めなくなった。ただ、練習に参加する表情に暗さはなく、本人からも出場への意欲は感じられた。現在のFC東京は前線に武藤を欠くと、一気にその力はパワーダウンする。少々無理をしてでも、敵地での重要な一戦にエースはピッチに立つことが予想される。
実に5人の選手がFC東京から代表候補合宿に参加した。先発メンバーの
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