圧倒。首位攻防戦はその一言に尽きる試合に
圧倒。浦和にとって今季、二度目となった首位攻防戦は「パーフェクトに近い試合」(興梠)だった。
何より大きかったのは先制点だろう。今季はブロックを作ってカウンターを狙う相手に対して“我慢”の試合を続け、得点の大半を後半に奪っていた浦和だが、この日は開始早々の5分に先制。那須のフィードから武藤雄樹と興梠の連係で左に展開すると、宇賀神のDFとGKの間を抜くクロスに李が飛び込んだ。これで「堅守のFC東京のリズムを狂わせることができた」(李)。さらに前半終了間際の42分にまたも左サイドから宇賀神がクロスを送ると、ファーサイドに飛び込んだ関根が合わせて追加点。さらに後半も立ち上がりの2分に今度は武藤雄樹がゴールを決めて突き放す。ここまでの3得点はいずれも中央からサイドに展開して崩し、クロスからの得点。FC東京のカウンターを警戒しながらサイドを使う狙いがハマった格好だった。
加えてポイントとなったのは守備と、…