勝ち切れず痛恨のドローも、ACLに向けて手応え
浦和に次ぐ2位に浮上したものの、首位との勝ち点差は『4』に開き、1stステージの優勝争いから半歩後退。シュート19本を浴びせながらも勝ち切れなかった痛恨のドローのはずだが、試合後の指揮官の表情には満足感さえ浮かんでいた。「試合内容という点では大きな収穫だった」(長谷川監督)。
ラウンド16に突入したACLのFCソウル戦を4日後に控えているG大阪にとって、光明となりそうなのが前半の戦いだ。過密日程の連戦中は、リトリートしてFW二人の個の力に託す戦いを厭わなかったが、この日は立ち上がりから本来目指すハーフカウンターが面白いように機能する。「攻撃が良かったというより前からの守備が良かった」と振り返ったのは阿部だ。43分の先制点も相手のクリアボールを高い位置でひっかけた阿部のシュートのこぼれ球を、宇佐美が強烈に蹴り込んだモノ。しかし「2点目が入っていれば」と長谷川監督が禁断の「たられば」を口にしたように、追加点が遠かった。
対照的に、…