■松本山雅FC
注目はフォーメーション。試合途中で変更も
12番目の選手には、多くの複雑な想いがあるだろう。ただ、この場でそれを語ることはあえてしない。あくまでも“34分の1”として、この一戦を冷静に見据えてみよう。20日のナビスコカップ第5節・湘南戦(1●2)では、互いに痛い敗戦を喫した。終盤に勝ち越し点を奪われて予選突破が厳しい状況となった横浜FM同様、松本も湘南の山田の得点に屈して予選突破の可能性が消滅。中2日で迎える今節だが両チームとも選手起用には気配りを見せており、試合に影響があるほどの疲労の残る選手は少ない。暗雲を振り払うためにも、ともに今節は勝ち点3が欲しい試合だ。
注目はフォーメーション。4バックの印象が強い…
■横浜Fマリノス
好調維持の攻撃陣に生まれつつある相乗効果
リーグ戦3連勝で順位を5位に上げ、上位グループとの勝ち点差が詰まってきた。他チームの結果次第ではあるが今節を終えて暫定2位に浮上する可能性もある。「僕たちはタイトルを目指している」と中澤。可能性は低いがあくまで上を見ながらの戦いだ。
最近の試合で結果を出している攻撃陣は引き続き好調を維持。アデミウソンは最前線でキープ力を発揮し、トップ下に抜擢された三門は2試合連続ゴール中だ。19日の練習で左足首をねん挫した齋藤の状態は気がかりだが、ナビスコカップ第5節・神戸戦(2●3)で負傷から復帰した伊藤がさっそくゴールを決めた。前節の清水戦(2◯1)で今季初ゴールの藤本も含めて、前線には相乗効果が生まれつつある。
守備面は対戦相手の出方次第で…