湘南はリーグ戦で清水に19年ぶりに勝利
試合終了を告げる笛が鳴ると、両チームのゴール裏はまったく違う表情を見せた。暖かい拍手に包まれるホームスタンドと、大きなブーイングが響いたアウェイスタンド。勝ち点差『5』で迎えた対決は、両者の立ち位置を4-0という結果が明確に表した。
キックオフからしばらくは清水が主導権を握る。試合前に曺貴裁監督が「相手はスタート15分の得点が多い。立ち上がりは勢いを持ってしかけてくる」と警戒していたように、清水は前線のピーター・ウタカをターゲットにしながら2列目、3列目が飛び出してくる攻撃で湘南ゴールに襲いかかる。さらに「システムのミスマッチ」(曺貴裁監督)となった中盤の数的不利も重なって、序盤は清水の攻勢が続いた。
しかし、そういった状況になっても「チームで慌てずに抑えられていた」(遠藤)。試合序盤の…