「自分たちで自分たちの首を絞めてしまった」。岩尾の言葉が示すように、今季の水戸を象徴する“自滅”による敗戦だった。開始3分、キム・ナミルのロングフィードでディフェンスラインの背後を取られ、大黒にボレーシュートを決められて早々と京都に先制点を許してしまう。「一番警戒していたパターン」と柱谷監督が振り返ったように、今週の練習で入念に確認した形であったにもかかわらず、DFがポジショニングミスをして大黒をフリーにしてしまうところに水戸の現状が如実に表れていた。
さらに、そこで気落ちしてしまうのも、今季の水戸の弱さだ。「立ち上がりにゴールを決められて、…