ここまでの練習の積み上げが如実に現れた90分
試合開始から15分は、大宮にとって簡単ではないアウェイ戦になることを予感させた。5分にはカウンターから、14分には裏へのボールから岐阜にチャンスを作られ、冷や汗をかく展開に。大宮はプレッシャーが緩く、そのスキを逃さず岐阜が先手を打って攻勢をかけてきた。
しかし、ここをしのいだことで大宮がリズムをつかむ。ほぼマンツーマンで守備をする岐阜に対して、いかに裏を取ってプレーするか。練習から取り組んできたことがピッチ上で表れ始めると、16分には試合のすう勢を決定付ける先制点を奪う。左サイドでボールを受けた和田がワンタッチで裏にボールを送ると、泉澤が反応して抜け出す。さらに縦に走った家長につながると、…