1stステージ優勝の可能性がついえた川崎F
清水はターンオーバーと見られていたナビスコカップ第6節・神戸戦(2◯1)のメンバーを6人残す若手主体のチームで挑み、ナビスコカップをフルメンバーで挑んでいた川崎Fは車屋とレナトが先発に復帰したのみ。コンビネーションで優る川崎Fが支配するかと思われたが、清水が運動量で圧倒した。川崎Fのお株を奪うような少ないタッチ数でパスを回す清水がボールを支配する展開。7分、素早いパス回しからワンタッチで抜け出した枝村がクロスを上げると、ゴール中央でフリーになったピーター・ウタカがヒールで流し込み清水が先制。さらに、観戦に来ていた岡崎慎司から試合前に「アイツの力で勝利に導いてほしい」と名指しで期待された枝村が、25分、石毛のFKに岡崎ばりのダイビングヘッドで追加点を奪う。
面食らった格好の川崎Fだったが、徐々に盛り返す。30分に、左サイド車屋のクロスにレナトが合わせて1点を返す。しかし、清水のDFの背後にできた広大なスペースを突こうにも、GK櫛引の再三の飛び出しに阻まれチャンスを生かし切れない。水を撒いたことで予想以上にボールが走るグラウンド、そして…