■川崎フロンターレ
大久保復帰。目指すは複数得点での勝利のみ
5月30日の明治安田J1・1st第14節・清水戦(2●5)の敗戦により、1stステージでの優勝の可能性がなくなった。“初タイトル”を掲げて臨んだ今季。開幕してわずか3カ月で可能性の一つがついえたことから生まれる失望感は大きい。そして、ナビスコカップのタイトルに向けても、危機的状況にある。3チームが勝ち点8で並ぶ中、最も劣勢な位置に立たされているのが川崎Fであり、今節はただ勝つだけでなく、複数得点差での勝利も求められる。2試合連続でタイトル奪取の可能性を消すということは、あってはならない。
そういった状況下にある川崎Fはもちろん、ベストメンバーでこの試合に挑む。しかし、古巣対戦となる守備の要・角田が前日の練習を回避しており、3バックは武岡、谷口、車屋という並びになることは想定外の出来事と言える。一方で…
■ベガルタ仙台
チーム力の底上げのために、無為には過ごさない
仙台は前節・山形戦での敗戦(1●2)により、早くも予選リーグ敗退が決まってしまった。しかし、この最終節を無為に過ごすわけにはいかない。
今季の仙台は、このナビスコカップの試合をチーム力の底上げにつなげてきた。最終節の一戦では、今まで以上にそのような成果を期待したい。
第1節・横浜FM戦(1○0)で仙台加入後初先発を果たした六反は、その後リーグ戦でもゴールを守ることになった。第3節・神戸戦(0△0)で同じく初先発した多々良もリーグ戦で出場機会をつかみ、この試合で負傷から復帰した二見は、…