金沢は20分にCKからクロスバーに当たったはね返りを水永が頭で押し込んだ。金沢は欲しかった先制点を奪い、その後も優勢に試合を進めた。悔やまれるのは前半に追加点を奪えなかったことだろう。パスの精度が足りず、最後のシュートを決め切る力も欠いた。また試合を通じてジャーン・モーゼルが周囲と合わないシーンが散見された。
対する大分の攻撃は前半、連動性がなく散発的に裏を狙うモノだった。金沢に脅威を与えられたのは、44分のカウンターをシュートまで結び付けた場面くらい。後半開始から大分は吉平に代えて三平を投入。三平の動きは効果的で、うまく攻撃の起点になっていた。その三平が51分に左サイドで粘ってボールをキープ。そして松本怜が上げたクロスを伊佐が頭で合わせ同点に追い付いた。金沢にとっては痛恨の同点弾。試合後、水永は「追加点を奪える力がないと今日の…