群馬にとって未来へつながる勝ち点1だった。
前節・栃木戦で1-5の大敗を喫した群馬は先発5人を入れ替えて岡山戦へ臨んだ。前線にはカイケと吉濱の野心みなぎるアタッカー二人を起用。ボランチには左利きのゲームメーカー坂井が今季初出場。最終ラインには有薗を配置し、攻守のバランスを整えた。
序盤から群馬のリズムだった。吉濱、カイケが恐れ知らずのドリブルでゴールへと突進しチャンスを演出。ゴールこそ奪えなかったが、チームの進化が見て取れた。30分、自陣でのパスミスから矢島にゴールを奪われ先制を許したが、勢いは衰えなかった。32分、江坂のポストプレーから相手の最終ラインを突破した吉濱が左足で流し込んで同点に追い付くと、岡山に圧力を加えていく。
群馬の変化は“縦”だった。坂井が…