1点のリードを得た名古屋は[5-4-1]に布陣変更。守備を固めてカウンターを狙うと、最後はロスタイムに投入されたグスタボが試合を締めた。荒削りな18歳は、相手のミスパスを拾ってゴールへ一直線。武富を一発退場に追いやった。それぞれが持てる力を発揮した総力戦。西野監督は「こういう勝利がチーム力を上げる」と少しだけ表情を崩した。
11人ものけが人を抱えて迎えた一戦。先発予定だった矢野が2日前の紅白戦で負傷するなど、満身創痍の状態だった。この日のシュート数は柏の3分の1の5本。15分あたりから柏にボールを支配され続けると体力を奪われ、後半に至っては2本に落ち込んだ。それでも「やられる感じはしなかった」と、3試合連続で…