■C大阪
前回対戦時からの上積みは勝る。今季最高の状態で、いざリベンジへ
9月末のJ1第28節で川崎Fに負けて以来、公式戦6戦負けなしの5連勝でルヴァンカップ決勝を迎えるC大阪。その川崎F戦は1-5で完敗。リーグ戦3連敗となり、試合後は何人もの選手がチームの現状に警鐘を鳴らした。状態としては、今季の底と言えた。続くルヴァンカップ準決勝第1戦はG大阪に2-2。勝つことはできなかったが、「第2戦にバトンは渡せた」という茂庭の言葉とともに決勝進出が第2戦に託されると、柿谷が先制点を奪取。そして、1-1で迎えた後半ロスタイムに木本が劇的な決勝点を突き刺した。土壇場でつかんだ決勝進出の切符。チーム、選手、サポーターが一体となったこの勝利により、C大阪は完全に息を吹き返した。
その後は…
■川崎F
大島、阿部らけが人が続々合流。すべてをぶつけ、栄冠をこの手に
ついに待ちに待った決勝の舞台が幕を開ける。
準々決勝でFC東京を破り、準決勝で仙台との激闘を制した川崎Fは、実に8年ぶりのリーグカップ決勝。悲願のタイトル獲得へ、あと一歩のところまで近づいている。
だが、決勝を前に思いがけない落とし穴が待っていた。先週の天皇杯では僅差で柏に敗れて準々決勝での敗退が決定。週末のリーグ戦でも再び柏と相対し、驚異的な巻き返しで引き分けに持ち込んだものの、リーグ優勝が少し遠のいてしまった。今回は大会が違うとはいえ、ここでもう一度引き締めなければ、好調のC大阪を叩いて栄冠を勝ち取ることはできない。
チームにとって朗報なのは…