仙台は悔しい引き分け。「勝ち点3を手にしてもおかしくなかった」
「冷静に考えて、われわれが勝ち点3を手にしてもおかしくなかった」。試合後の渡邉監督が言葉に力を込めたように、仙台は堅実な展開でG大阪を苦しめた。仙台は勝ち点1ではなく『3』を狙っていた。
もちろん、1stステージ優勝のためには勝つしかないG大阪も、内容が苦しいなりに堅実に試合を進めていた。2トップを中心とした攻撃がスピードアップを抑えられる中、32分に右サイドでFKを獲得。遠藤の見事なキックに今野が頭で合わせて先制した。G大阪はその後も宇佐美のドリブルやパトリックのサイド突破からチャンスを作る。だがあるときは仙台のコンパクトなCBとボランチの間に埋まり、またあるときはシュートコースを消され、抜け出しても六反のビッグセーブで止められた。「2点目を与えなかったのが大きかった」と言う、左SB蜂須賀が徐々に攻め上がって…