両クラブがACLのベスト8に勝ち残っているため、順延されていた1st第10節。戦術的に動いたのは15位の柏でなく、4位・G大阪の長谷川監督だった。G大阪は6戦負けなしながら、直近の2試合を「チャンスは作っているが、なかなか決められず勝ち切れない」(長谷川監督)展開で引き分けている。指揮官は宇佐美を左サイドに配置する[4-2-3-1]の形を採用し、柏戦に臨んだ。
しかしG大阪は立ち上がりの攻勢をモノにできず、12分にはセットプレーから失点を喫する。「ボランチの一人がしっかりと前でつぶしに行く」(遠藤)プレスも、柏にいなされてしまう場面が多く、カウンターに結び付けられなかった。
柏の大谷主将は…