[女子W杯]なでしこは再び世界の頂点に立つ

「優勝することだけを考えてきた」（宮間）

　1日（現地時間6月30日）にドイツを2-0で破り、決勝進出を決めていた米国。ドイツ戦では63分にPKを与えたが、ドイツのシャシッチがこれを失敗。6分後に今度はPKを獲得するとロイドが決めて先制した。縦への速さとサイドを生かした攻撃でドイツを崩し、84分にはロイドの突破からオヘーラが追加点を決め、決勝への切符を手にした。前回大会の決勝に出場していたラピノー、モーガン、ロイドといった攻撃陣は今大会でもキレ味鋭いプレーを続けており、12年に日本で開催された、U-20女子W杯の優勝チーム・U-20米国女子代表で活躍したジョンストン、ブライアンといった若手も台頭してきた。

　おなじみのワンバックは、今大会ここまで3試合に先発し、3試合で交代出場。準々決勝・中国戦（1○0）と準決勝・ドイツ戦は交代出場だったため、日本戦も同様な起用が想定される。

　女子W杯7回の出場と2回のタイトル。前回大会で日本に敗れた翌年のロンドン五輪は決勝で日本を撃破した米国。難敵であることは言うまでもない。だが、そうやすやすとW杯は渡さない。…