開幕前からJ1昇格候補に挙げられた両雄だが、第21節を終えた時点でともに下位に低迷。後半戦の初戦となる今節、西京極でのマッチアップは、反攻につなげるための大切な一戦だった。
立ち上がりに主導権を握り、ポゼッションで優位に立ったのは徳島。京都には劣勢の気配が漂ったが、「守備意識を高く持ち、カウンターを狙う」(和田監督)意図を持って試合に臨んでおり、冷静に試合に入った格好だ。[4-1-4-1]のシステムで長く戦ってきた徳島は、より得点力を求めて[4-4-2]を採用。佐藤、津田の2トップが最終ラインの背後を狙い、サイドからチャンスを演出する。すると37分、徳島が待望の先制弾を挙げる。福元のロングフィードを起点にアレックス、大﨑がワンツー。最後はアレックスが右足でゴールマウスを射抜いた。
後半は「2トップを縦にして…